5/20 第九回定例研究会を行いました!(コロナウイルス感染予防のためzoomを使ってやりました。)
5/20 第九回定例研究会を行いました!(コロナウイルス感染予防のためzoomを使ってやりました。)
当日の構成はこちら
○アイスブレイク(犯罪クイズ)
○多文化共生×犯罪
○ディスカッション(この防犯対策をどう突破しますか?)
○結論
突然ですが、そこのあなた!!
日本は犯罪の少ない安心安全平和な国だと思っていませんか?
たしかに世界的に見たら平和な方です。
日本は治安がいいからという理由で来日する外国人までいるみたいです。
さらに、日本の犯罪件数自体は毎年減ってきています。😌
2002年のピークを越えてから、今では約1/3にまで下がってきているんです。
(令和元年だと約75万件)
(参照:警視庁犯罪白書資料)
「やっぱり日本は治安いいでしょ!」
「脅しやがって~心配させんなよ~😁」
「犯罪なんて他人事~♪」
だが!
しかし!
However!
⚠犯罪が減ってきているとはいっても油断していてはいけません!!
なぜなら、
○今でも毎日2000件以上の犯罪が日本のどこかでおこっている
→減ってきているとはいえ多い。いつ巻き込まれるかわからない😖
○認知されていないだけの犯罪もある
(例えばストーカーやDVの相談件数は年々増え続けている…)
○歴史上、お金がない時に犯罪が増えた
→コロナショックにより犯罪が増える恐れ
このように犯罪件数自体が減っていても安心はできません😭
その中でも我らがメイカープの所在する愛知県はどうなのか!!心して聞いてください!!
じ・つ・は………………
愛知県は犯罪件数全国ワースト4位なんです!😱
「結構多い……😨」
「交通事故だけでなく犯罪も多いのか……」
「確かによく不審者情報が回ってくるな……」
ちなみに一位は東京、二位は大阪、三位は埼玉でした。
人口あたりの犯罪件数に直すと1位は大阪になり、愛知県は8位に下がりますが、どちらにしろ多いですよね💦
(参照:警視庁犯罪統計資料)
内訳を見てみますと、愛知県で抜きん出て多発している犯罪がありました。
それは…………
住宅対象侵入窃盗です!!!
「住宅対象侵入窃盗?何それおいしいの?🤪」
はい、説明します。
✍住宅対象侵入窃盗とは、空き巣、忍び込み、居空きの3つを指します。
○空き巣…留守中に忍び込んで物品を盗む
○忍び込み…夜間就寝中などに
○居空き…入浴中、食事中などに
(怖い😱)
令和元年は茨城県に抜かれて、かろうじてワースト2位になりましたが、
平成17年から平成30年までの14年間、ぶっちぎりでワースト1位を貫いてきました!!
たしかに家の扉や門に、空き巣根絶!とか不審者警戒中!と訴えるポスターがよく貼ってありますよね。
それは愛知県で空き巣をはじめとする侵入窃盗が多発しているからなんですね😅
ということで、犯罪の中でもこの住宅対象侵入窃盗にフォーカスして調べていきました。
愛知県で侵入窃盗が多い理由は、
①国道や高速道路が整っているため逃げ道が確保されている
②一人あたりの所得が東京の次に多く、金目のものが多い
(参照:内閣府国民経済計算)
③新築工事が盛んで、新築に住む若夫婦は共働きしなければならず留守が多くなる
④ご近所付き合いが浅く、見知らぬ人がいても不自然に思わない
とのことでした。なるほど~👀
侵入窃盗対策の一つとして、各家庭での防犯対策があります。
・鍵かけの徹底
・防犯ガラス
・防犯カメラ
・面格子
・電気つけっぱなし
・犬
・砂利
・センサーライト
・セキュリティ会社
などなど各家庭で様々な方法で防犯ができます。
するとここでいきなりディスカッションが始まりました。
「先ほどあげた9つの防犯対策を、犯罪者の立場に立って突破してみてください」
このディスカッションの時間、参加者全員が頭の中で犯罪者になり、頭の中で空き巣を試みることになりました☺️
こんな突拍子もない質問でしたが、本当に面白い意見がたくさん出ました!!
○防犯ガラス→どれだけ丈夫でもハンマーで叩き続ければ壊れると思う!または、ガスバーナーとかで燃やせば割れるはず!
○防犯カメラ→下見の時点でカメラを壊しておく!それか、着ぐるみを着ていけば映りこんでも大丈夫!
○犬→忍び込む前に何度も訪れて、エサをやったりしながら手なずける!
○センサーライト→感知されないようにほふく前進する!もし電気がついてしまったらそのままゴロゴロ転がって逃げる!
○セキュリティ会社→もし侵入がばれてセキュリティ会社の人が来たら、その家の人になりすまして対応して帰らせる!
などなど。
皆さん本当に発想が豊かで、
もはや空き巣できるんじゃね?
と思うくらいでした(笑)
このように、侵入窃盗をしたこともしようとしたこともない学生の私たちですら防犯対策を突破できる方法を思いつけたのですが、プロの空き巣犯ならどうでしょうか?
素人の我々以上に知識と技術があるはずなので、防犯対策を突破するのは容易でしょうね。
何が言いたいかと言いますと、どれだけ各家庭で防犯対策をしても、意外と簡単に侵入できちゃうんです。
(個人的にはセキュリティ会社に頼めば流石にかなり強い防犯になると思いますが。)
このように、各家庭でどれだけ入念に防犯対策をしても不完全だとしたら、どうすればよいか。
それは、地域のつながりを強めることです!!
地域のつながりを強めることによって、侵入犯にとってこの町は防犯意識が高いから狙いたくない!と思えるようなまちづくりをすることが効果的だと考えられています!!
具体的には、侵入しようとしている時にご近所さんにあいさつされたり、知らない顔ね…という表情でジロジロ見られたら侵入しにくいですよね☺️
実はこの考えは割れ窓理論といって、アメリカや日本の一部でも実施された例があるみたいなんです。
今回犯罪に詳しい教授に質問して具体的な内容とかも聞いたのですが、時間的に次回へのお預けになりました。すみません😣楽しみにしていてください!
で、今日の定例研で一番伝えたかったことは何かと言いますと、
地域のつながりを強めようとした時に、例えば
お隣さん話し声がうるさくて迷惑なのよ!!😠
とか、
あの人とは性格が合わないから仲良くしたくない!!😡
とか、
あなた毎晩カレー作ってるけどいい迷惑なのよ!!🤬
などと、お互いがお互いを理解することができずにご近所同士がギスギスしていてはつながりを強めることはできません。
ご近所さんの家の文化やマナーなどの違いを理解し、認め合い、支えあっていくことが求められます。
すなわち、
防犯対策で地域のつながりを強めるには、多文化共生が必要!!!
ということです。これが今回の定例研で一番大事なポイントです。
これだけ覚えてもらったらあとは忘れてもらっても大丈夫です(笑)
犯罪を減らすためにも多文化共生していきましょう!
ということで発表内容は以上です。
より詳しい内容はまた次回です。
次回と言っても、来週は少子高齢化、再来週は南海トラフ地震についての発表なので続きが聞けるのは3週間後ですけどね😅
楽しみに待っていてください!!
ということで第9回定例研究会のまとめを終わります。
ここまで読んでくださってありがとうございました!!
次回は「多文化共生×少子高齢化」です!
「少子高齢化と多文化共生がどう繋がっていくの?🤔」
気になる人も!興味ない人も!ためになる内容ですので是非読んで知ってほしいです!
お楽しみに☆